高校からラグビーを始めるメリット
初心者がラグビーを始めやすい理由
高校からラグビーを始めることには、多くのメリットがあります。その一つが、ラグビーというスポーツが初心者でも活躍できる可能性が高いことです。他の部活動に比べて、ラグビーは高校時代に始めた選手で日本代表になった方も多数います。幼少時代からの経験を問わず挑戦できることが特徴です。実際に、私も高校からラグビーを始めました。また、ラグビーではどのポジションであっても努力次第で大きな成長を期待できるため、新たな挑戦をしたいと思う学生には特に向いているスポーツです。

レギュラーになれるチャンスの多さ
ラグビーでは、他のスポーツに比べて試合に出場する人数が多いという点が大きな魅力です。一つの試合に出場できる選手はレギュラー15人に加え、ベンチにも8人います。さらに、試合中にベンチメンバー全員が出場可能なシステムがあるため、初心者であっても実戦経験を積みやすいのです。このように、努力次第で試合に出場できる可能性が広がっているため、ラグビーを高校から始める学生にとっては、非常にやりがいを感じられる環境と言えるでしょう。

初心者向けのポジションと役割
ラグビーでは、さまざまな体型や特性に応じたポジションが用意されているため、初心者でも自分に合った役割を見つけやすいスポーツです。たとえば、体が大きい選手であればフォワード、俊敏性が得意な選手であればバックスといったように、個々の特性に合わせて最適なポジションでプレーすることが可能です。ポジションの役割を深く理解し、チーム全体の戦術を学ぶことで、初心者で始めたラグビーでも確実に成長できるのが魅力です。
ただし、特にバックスの9(スクラムハーフ)、10(スタンドオフ)、15(フルバック)は機敏性・判断能力・パス・キックスキルなど多彩な能力が求められるため、初心者ですと若干ハードルが高いです。

協力の重要性が評価されるスポーツ
ラグビーは、特にチーム全体の協力が鍵となるスポーツです。一人のスター選手がチームを引っ張るというよりも、フォワードやバックスが一体となり、それぞれの役割を全うすることで勝利を目指します。私の一つ上の学年に高校日本代表に選出された選手が3名おり優勝候補に挙げられていましたが、そのチームを持っても全国ベスト8止まりでした。
チーム全体の協力が重要なスポーツと痛感したきっかけにもなりました。
このため、初心者であっても協力する姿勢や努力が評価されやすい環境があります。寮生活を送りながらラグビーに取り組む学校も多く、チームメイトとの絆を深めながら、協力の大切さを実感できることもラグビーの魅力の一つです。
全国大会に出場する高校が限られている
これは地域によりますが、他のスポーツと比べてラグビー部がある高校が少ないです。
私の出身地では県大会に参加していた高校は30校程度、うち3~4校は合同チームとして出場していましたが、今ではその数も減少傾向にあり、県ベスト4の顔ぶれが毎年変わらない地域もあります。
どの高校に挑戦するか悩んでいる方は毎年全国大会に出て、予選参加校が少ない地域を選択することも選択肢の一つにしていただければと思います。
